IT教育講師 鈴木秀規

IT教育講師 鈴木秀規

SUZUKI

次世代の講師を育成できる講師に。

エンジニア間の知識格差を埋める。

IT業界経験は10年目ですね。当初はシステム開発会社でエンジニアとして物流管理や営業支援、人事管理などのエンタープライズ系システム開発を行っていましたが、2013年からは講師に転向し、今までに中堅SIerから大手Webサービス運営企業まで、さまざまな業種の新入社員の研修に携わってきました。

昨今のIT業界では、ここ数年でフルスタックエンジニアを求める風潮が強くなっています。以前であれば、インフラ、データベース、設計、実装と担当部門が分かれていたり、その分野専門のエンジニアがいましたが、エンジニア一人ですべての領域を担当する、という流れですね。
本来であれば一人で行うことのない領域まで技術を習得していくのは、かなり時間が掛かります。自らキャッチアップしていこう、というエンジニアはプライベートの時間を削って勉強したりしていますね。その反面、「与えられた仕事だけできれば良い」という考えを持つエンジニアへの風当たりはきついと思います。
でも、そういう考えを持つ人って、新人の方は特に多いんじゃないかと思うんですよね。ある程度技術力や向上意欲を持つエンジニアからすると、「こういうエンジニアを指導しながら一緒に仕事をしていくのは難しいから、現場に来ないでほしい」と思う方も多いと思います。そういったエンジニア間の知識格差を埋めるのが、IT教育の役割だと思っていますね。
リゾームはもともとシステム開発会社でしたが、毎年新入社員を受け入れ育ててきた実績があったので、この会社なら現場目線の意見を取り入れながら、より良い研修を行うことができるのではないか、と思い入社を決めました。

研修をスムーズに運営するために。

現在は、ITエンジニア教育専門サービスITCollegeの講師として、自ら企業の新入社員を指導するだけでなく、リゾームの新人講師の育成や外部講師の受け入れ準備も担当しています。エンジニア出身でこれから講師を務めるメンバーには、必ず講師トレーニングを行います。技術指導だけでなく、まず「講師としてあるべき姿」や「研修目的」などを知るために、『講師の手引き』(マニュアル)の読み合わせを行い、基本的な業務について理解を深めます。IT Collegeの研修では、技術と同じくらいヒューマンスキル、ビジネスマインドの育成を重要視していますから、どのように受講生のモチベーションを上げて、取り組む姿勢を育てていくかという点については、きっちり指導していますね。2017年度は講師、外部講師含めて10名以上のメンバーで研修に臨みますが、どの講師が担当したとしても受講生全員が同じものを得て現場に行けるように、講師のスキルの均質化を図っています。

研修を担当している時期以外は、毎期の新入社員研修やオーダーメイド研修のカリキュラムを検討、提案したり、演習問題を作ったり、研修をスムーズに運営するためのステップづくりをしています。受講生から「分かりやすかった!」と言ってもらえるものを作ることがモチベーションの一環です。

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それぞれの気付きが生まれるような研修を。

研修のゴールは、受講生のイメージするエンジニア像と、講師が求めるエンジニア像とのかい離を埋めていって、企業から求められる人材に育成することです。成果物が「その人の仕上がり」ですから、講師はなかなか大変な仕事ですね。受講生はこれまでの20年間を生きてきた経験があるので、その人自身の考え方をイチから構築することも、講師の好みに変えていくこともできない。三者三様ではないですが、30名の受講生がいれば30名それぞれの考え方があって。でも、受講生全員の考え方を僕たちが考える「エンジニアとしてのゴール」に近付けなければならない。一人ひとりのイメージするゴールが違うからこそ個人に合ったコミュニケーション方法を取って真摯に向き合う必要があるし、手を抜いて良い場面も手を抜いて良い受講生もいませんから、研修は真剣勝負ですね。

研修を受講した後、受講生が自分なりの成長を感じてくれるとやりがいを感じますね。例えば、技術やスキルは全員同じことを学びますが、チームメンバー同士のコミュニケーションや進捗管理、リスク管理などの重要性は実際に体験してみないとなかなか気付きません。疑似開発プロジェクト体験では各チームごとに状況が異なりますから、気付く観点が全員違います。でもそれは、受講生が自分なりに何かを見つけて改善、成長しようとした結果だと思うので、とても良いことですよね。ITCollegeの研修は、ただプログラミング技術を淡々と学ぶだけでなく、現場で確実に成果を上げるためのビジネスマインドや納期・品質管理意識、ヒューマンスキルの習得を掲げています。これからも、全員の受講生に気付きが生まれるような研修を行っていきたいですね。

ITCollegeサービスサイトにもインタビューを掲載していますが、目標は変わらず「次世代の講師を育成できる講師になること」です。自分が研修を担当させていただいた新入社員がいつかプロジェクトマネージャーになる。自分が教えたことが次世代に引き継がれていく。これは夢じゃないと思っています。この目標を大切に、これからも講師を続けていきたいと感じています。

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