平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
おかげさまで、第22期も無事に終了いたしました。これもひとえに、お客様およびパートナー企業様の多大なるご支援のおかげと、深く感謝申し上げます。
第22期（2023年）を振り返って
創業22年目となる第22期は、売上20億7,000万円と過去最高の業績となりました。20期（2021年）にはコロナ禍の影響を受け前年比 -9,000万円と一時的に落ち込んだものの、翌21期（2022年）には17億6,000万円、今期には20億7,000万円と、順調に売上を伸ばしております。
また従業員一人あたりの売上高についても2023年11月現在で2,705万円を達成し、社員100名以下のIT企業の平均値2,622万円を上回る結果となりました。（出典：一般社団法人 情報サービス産業協会『2022年度版 情報サービス産業 基本統計調査』）
第22期においての取り組み
当社のビジョンである「Inspire the value.」の実現に向けて大きく成長し、お客様のビジネスに貢献していくために、経営戦略、事業戦略、組織戦略、採用戦略、人事戦略の見直し、ISMSの取得などセキュリティガバナンス体制の構築を実施いたしました。主に取り組んだ施策は以下の通りです。
- ISMS（情報セキュリティマネジメントシステム）の取得
- 各事業部におけるミッションの策定
- 人事制度の見直し
- 採用ルール、昇格、昇進ルールの見直し
- 決裁権限の見直し
- 会議体の見直し
第23期に向けて
当社では2021年以降エンジニアの獲得に注力しており、2024年4月期までに合計50名のエンジニアに入社していただくこととなりました。23期中には100名体制を超えることを想定し、各組織のマネジメント・ガバナンス強化とサービス向上を目的に、組織改革を続けてまいります。
システム事業におけるエンジニアの獲得とテクノロジーの強化
例年に続き採用を強化し、23期内でバックエンドエンジニア10名以上の採用を行っていきます。そのために今以上にエンジニアに選ばれる企業を目指し、エンジニアの市場価値向上を促進する環境づくりおよび評価制度の見直し、社内トレーニングの強化を行ってまいります。
当社のシステム事業では受託開発と開発支援を行っておりますが、いずれもテクノロジーの強化を最重要視いたします。直近2年間はまずは採用の土台づくりとしてフルリモート勤務を含むワークライフバランスの改善や評価制度・給与体系の見直しなど「エンジニアが働きやすい環境」の構築に取り組んでまいりましたが、今後はエンジニアの価値の本質である「テクノロジー」で当社の取り組みに共感していただけるメンバーを集めていくことが重要だと考えております。
そのため、具体的には当社の開発においてコアとなるスキルセットの明確化とスキルベースでの採用強化、マネジメント体制の強化、キャリアプランの構築、エンジニアの価値向上につながる新規顧客・プロジェクトの開拓、社内トレーニングの強化、評価プロセスの見直し、現場理解の向上、権限移譲、意思決定フローの改善、組織文化の見直し、意識改革を促していくことで、人員を拡大させ、組織力の底上げを図っていきます。
教育事業における研修体験の改善
エンジニア研修サービス「ITCOLLEGE」では、都内で受託開発、開発支援を手掛けるIT企業のお客様へ「過去最高の研修」を提供し、お客様の組織拡大、ビジネスの成長に貢献するために、研修メニュー、運営力、講師の指導力、サポートの質を高め、お客様および受講者の皆様により良い研修体験を提供いたします。
東京都内に「新卒エンジニア・未経験エンジニアの研修」を手掛ける企業は30社を超え、競争は年々激化しています。その中で、当社はこれまで以上にお客様に選ばれる研修を提供するために、価格や立地など表面的なメリットではなく「指導品質」および「サポート品質」で差別化を図ります。
当社ではサービス開始以来一貫して、講師が受講者一人ひとりと顔を合わせてサポートする「対面指導」にこだわっております。コロナ禍では感染症対策と研修成果の両立を目指して「ハイブリッド研修」を導入いたしましたが、申込企業の増加とコロナ禍の収束による対面指導のニーズ拡大に伴い、従来の研修会場の4倍のフロア面積へと会場を新設・拡充いたしました。並行してエンジニア講師の採用・トレーニングを強化し、講師が受講者一人ひとりと顔を合わせてサポートする少人数指導体制の強化・改善に取り組んでまいります。
合わせてサポート品質向上に向けて、社内トレーニングを通してお客様のビジネス課題への理解を向上させることで、お客様のビジネス・採用計画にフィットする研修メニューの企画・提案をはじめ、新しい助成金制度の活用、フォローアップ研修の拡充など、お客様の課題を解決するサービスを生み出してまいります。
最後に
当社一丸となり、必ずビジョンを達成したいと思っております。
2024年も変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。
