クラウドソリューションを強みに、大手企業のメジャーサービス開発を支援するプライムベンダー

アイティーソリューションズ株式会社（以下、「アイティーソリューションズ」）は東京都品川区に本社を構えるシステム開発会社です。ITコンサルタント/アーキテクトのプロフェッショナル集団として、クラウドソリューション、システム企画支援・コンサル、エンタープライズシステム開発を強みに、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント、株式会社イープラス、株式会社日本経済新聞社など、数多くのクライアントを支えています。

アイティーソリューションズ様にはリゾームの開発支援をこれまで15年間ご利用いただいており、現在ではリゾームから12名のバックエンドエンジニアがプロジェクトに参画。これまでエンタープライズシステムのバックエンド開発を中心にご支援させていただいております。

今回は、アイティーソリューションズ社で代表取締役を務める岡田様に、今後の事業展開とリゾームの開発支援サービスのご評価を伺いました。

アイティーソリューションズ株式会社
代表取締役社長 岡田成規様

1999年、アイティーソリューションズ社の創業メンバーとしての立ち上げに参加。2015年より経営のバトンを引き継ぎ、代表取締役社長に就任。

株式会社リゾーム
取締役 三吉明希人

2008年にリゾーム入社。システム営業部 部長としてSES営業職やエンジニアのマネジメントに携わった後、2022年より取締役に就任。

すべてのクライアントが優秀なエンジニアを求めている。
その中で、お客様の期待にどうやって応え続けるか

従来のクライアントワークから新事業へ手を広げるとはいえ、既存事業にも課題はあります。直近では特に、DevOps環境でのアジャイル開発に対応できる中堅クラス以上のエンジニアが不足していると痛感しています。

現在、弊社の社員は46名。プロパーは基本的にコンサルタントやアーキテクトなど上流エンジニアで固めています。主に業務プロセス改革やPM支援コンサルティング、技術コンサルティングなどを中心に、システム/技術コンサルタントやアーキテクトクラスの人材ですね。ただ、お客様からは常に「モダン案件に対応できるエンジニアがもっと欲しい」というご要望をいただいています。

今、お客様に求められるエンジニアの層やスキルセットはかなり似通っています。やはりプラットフォームしかり、開発環境しかり、大規模サービスの開発で活用される技術が集約されてきている影響が大きいのでしょう。「駆け出しエンジニアが欲しい」というご要望はなかなかありません。

しかし、優秀なエンジニアはすぐには育たない。その中でもお客様の期待に応えられる、ご要望に見合うエンジニアをどのようにご提案していくか。それを考えると、やはりリゾームさんのような社外のビジネスパートナーに頼らざるを得ないという課題はありますね。現在はリゾームさんを含めてパートナー7社にお取引いただいて、パートナーエンジニア28名が稼働しています。

リゾームはエンジニアのスキルレベルの高さ、
マッチング精度の良さを信頼しているビジネスパートナー

リゾームさんとは15年前、まだ私が事業部長を担当していた頃からお取引しています。実は、ここまで長いお付き合いになるパートナー会社はそう多くはないですね。 当時から現在まで変わらずお取引があるのは、リゾームさんともう1社くらいです。

現在は平均単価80万円クラスの上級SEを中心にパートナーエンジニア含め13名に参画していただいていて、弊社としてはリゾームさんはとても助かる存在ですね。現在稼働してくださっている方は皆さん基礎スキルがしっかりしており、勤務態度も非常に真面目で前向きな印象です。 エンジニア調達の実務面は現場マネージャーに任せていますが、マネージャー陣にとっても一緒にお仕事をしやすい、頼れるパートナーになってくださっていると感じています。

というのも、リゾームさんのようにエンジニア100名規模の開発会社と違い、エンジニアが1,000名以上稼働しているような大きいSES会社は窓口がコロコロ変わってしまうことも多くて。営業はある意味個人の提案力・マンパワーに依存するところがあるので、業界のイロハを知らない、若い担当営業に代わってから提案の質が落ちてしまうというケースが頻発したんです。

その点、リゾームさんの提案力の高さ、マッチング精度の高さには非常に満足しております。初回の契約時も、弊社が求める層のエンジニアを体制でご提案いただけたことが発注の決め手にもなりました。それ以降15年間、三吉さんが入社したばかりの頃からマネージャー、部長、取締役になってからもずっと弊社の担当窓口としてサポートしてくれていることもあり、弊社のことを深く知るアドバイザーとして、とても信頼しています。

ほかにも、現在は別事業部の担当役員となっている塩野さんやマネージャーの鷲美さんとも面識があります。小さい組織の中で密に情報連携しているからこそ、小回りの利くご提案をしてくださっていると感じています。

外国籍人材の採用・育成を含め、さらなる体制構築を目指していく

リゾームさんをはじめパートナー会社からの支援を受けつつ、弊社もエンジニア獲得に向けて採用施策を回しています。

弊社のお客様には外国籍のエンジニア、特に英語圏のエンジニアが社内にいらっしゃるケースもあります。グローバル企業では会社全体の多国籍化が進んでいますし、英語でコミュニケーションができて、エンジニアとしてのスキルが高い人材は重宝されますね。

弊社も直近で、英語ネイティブのエンジニアを2名採用しました。1名が帰国子女の日本人、もう1名は日本に10年程度在住しているアメリカ国籍のメンバーですね。この2名はスキルも高く、国籍に関係なく活躍してくれています。

今後は英語という武器があると間違いなくエンジニアとして働きやすくなっていくという感覚があり、特にグローバル企業ではその傾向が顕著です。「英語できるエンジニアいない？」とご指名を受けるケースもありますので、今後は国籍を問わず、英語が堪能なエンジニアを採用する方針を強化していこうと考えています。

リモートワークが浸透し、弊社も8割がリモート勤務となっている影響もあり、なかなか短期間で若手を育て上げるのは難しくなってきています。そんなタフな状況の中でも、より多くの優秀なエンジニアと共にお客様のご期待に応え続けるために、弊社自身も開発体制の強化と並行して、自社サービス開発に取り組み、新たなノウハウをお客様へ還元していく必要がある。リゾームさんには、そうして成長を目指す弊社の心強いビジネスパートナーとして、今後も変わらずご支援いただきたいと思っています。