34歳。開発経験は4年。出遅れたけど、開発エンジニアとしてのキャリアを築いていきたい
実は私、ここまで来るのに紆余曲折あったタイプで、年齢は34歳ですが開発経験はやっと5年目になったくらいなんですね。大学時代に浪人・留年してたり、卒業後も3年間フリーターしてたりと色々あって、29歳でIT業界に飛び込んだんです。開発未経験から前職のSES会社に就職しまして、ヘルプデスクやキッティングなども経験してきました。
フリーターだった時は、もうだいぶ腐ってる状態でしたね。もう本当になんの希望もないし、フリーターのままでもいいやっていう気持ちもあったんです。
でも、「このままじゃだめだ」と、自分の人生に真面目に向き合い始めた転機があったんですよね。そこで色々と自分を俯瞰して見てみたら、興味があったのがITだったんです。とはいえ未経験だったので、まずはヘルプデスクから始まった訳ですが、結果的にここまでやってこれました。
ヘルプデスクやキッティングから開発エンジニアまでキャリアを上げてこられたのは、やっぱり「出遅れた」という危機感がそれと同時に、「早く追いつきたい」という熱量に繋がっているのかなとは思います。
「自分のキャリアのことだからこそ、自分で考えたい」。でも会社は仕事を選ばせてくれない
未経験スタートとはいえ、やはり何年か働いていると開発に携わりたいという想いも強くなってきます。上司は最大限希望は組んでくれるとはいえ、会社の意向と自分の意向とすれ違うことが多くなりました。
私としては経験年数も少なく業界の常識なども十分に身についていないため、まずは地力をつけて場数を踏んでいきたい、そのために必要な知識を取得することに重点を置きたいと考えていました。
ただ、会社の意向としては「現場に対して人数の増員を提案してほしい」「全体のチームリーダーとして他メンバーの管理をしてほしい」といったマネジメント方向でのスキルアップを求められるようになり、年数が増えるにつれて、その風潮は強くなっていくように感じました。
その中で、この会社じゃ自分が何がしたいのか、キャリアプランを考えながら働いていくのは無理だと感じたんです。
「自分のキャリアのことだからこそ、自分で考えたい」というという想いがあったので、「自分の描いたキャリアプランを聞いてくれて、どう行動すれば良いか一緒になって考えてくれる会社」を探すという軸を決めて、転職に踏み切りました。

リゾームはSESなのに自分でプロジェクトが選べる。転職軸にぴったりだった
転職活動を始めた当初は、受託会社を中心に「SESでも良いところがあれば」程度に考えていたんです。人材紹介会社に登録して、エージェントにも厳選していただいた10社程度の選考を受けました。社員数5,000名を超えているような、大手のSES会社も数社受けていましたね。
その中で、エージェントからたまたま紹介を受けたのがリゾームです。リゾームは「エンジニアが自分で案件を選べる」というまさに自分が欲しいと思っていた仕組みがあって、転職の決め手の一つになりました。
でも、私としては案件が選べるとか、単価で年収が決まるとか、会社の仕組みそのものに魅力を感じたというよりは、それらを通じて、リゾームのメンバーの誠意を実感したことが最大の決め手ですね。
仕組みやルールって、あくまでも「全員が100%そうなる」とは言い切れないものじゃないですか。もちろん、本当なのかな?って不安も少なからずありました。
でも採用面談を通してじっくりと色んなお話を伺う中で、「たとえ自分が枠組みから多少ズレることがあったとしても、この会社なら最大限フォローアップしてもらえるんだろうな」と安心できたんです。

リゾームと同時期にSES業界で1番パワーも勢いも伸びてるモンスター級の大企業も受けていたんですが、実際比べてみたら、その会社でできることってほぼリゾームでもできることだったんですよ。
その点、リゾームはまだ100名程度という中規模の会社なので「それだけ、一人ひとりにちゃんと向き合ってくれそう!」という安心材料になりましたね。
面談で抱いていたイメージは入社後も全くギャップがなく、特に専属エージェントが月1で面談の時間を取ってくれるのはとても嬉しいポイントです。
前職ではエンジニアリングの理解が浅い営業担当も多かったですが、リゾームのエージェントは経験も豊富ですし、やっぱり色んなエンジニアと関係を築いてきているので、気になっていることにも全てフラットに教えていただける。とても手厚くサポートしてくださって、安心して働けていると感じます。
現在は大手法人研修会社のWebサービス開発を担当
リゾームに転職してから現在まで、教育系事業会社のWebサービス開発を担当しています。メインタスクは他チームからのご要望に合わせた既存システムの機能追加・改善ですね。メンバー6名くらいのチームの一員として働いていますが、学ばせていただくことも非常に多いです。
このプロジェクトはリゾームの内定を承諾してからすぐに参画が決まったんですが、採用面談でお伝えした「1つは得意な言語をつくりたい。PHP経験あるけどフレームワークないしレガシー技術ばっかりだったので、まずはPHPで経験積みたい。できればLaravelやりたい」という希望を叶えていただけたと感じています。
開発環境はLaravelでなくCakeですが、フレームワークを学べたのは大きな経験になりました。また、今ではお客様からもある程度は「小松原に投げておいたら安心」という信頼感を持っていただけているのではないかと、肌で感じられるようになりましたね。
仕事の基本ではあると思うんですが、私の考え方として「自分の行うべきことと要件のズレがないかを確認していく」ことを欠かさないようにしています。
仕様があいまいだったら必ずコミュニケーションを取って解消する、期限がざっくりしてたら明確にしておく。とにかく細かいコミュニケーションを欠かさず、お客様の求める完成像と、自分の中の完成像にズレが生まれないように意識していますね。

ただ「仕事を与えられる」のではなく、「自分の力で仕事をつくる」ことも大事
実務で経験を積むのと同時に、資格取得にもチャレンジしています。入社直後にAWS SAAを取りましたが、今後はもっと上位の資格にも挑戦していきたいですね。
同世代より後からキャリアをスタートしたからこそ、自己学習して追いつこうというモチベーションになってますね。元々コレクター気質なところもあって、資格は10個くらい持ってます(笑)
- Microsoft Office Specialist Word 2016
- Microsoft Office Specialist Excel 2016
- ITパスポート
- Oracle Java Silver SE8
- PHP7技術者試験認定初級試験
- 基本情報技術者試験
- Oracle Master Silver 2019(SQL)
- HTML5スペシャリスト認定試験(Level1)
- AWS Certified Developer – Associate
- AWS Certified Solution Architect - Associate
資格の学習にはシンプルに自分の知見が広がるというメリットもあるんですが、実は前職で資格がきっかけで開発プロジェクトに入れたという経験をしたことも原動力に繋がってるんです。
キッティングを担当していた頃から開発がやりたいという想いがあったので、OCJP Silverを取得したところ、それが開発案件に入れるきっかけになったんですね。当時使われていた古いPHPのシステムがあって、今後業務を拡大していくにあたって保守開発を現場に任せたいということで、私が担当することになったんです。
開発エンジニアにとって資格を取ることは「力の証明」だから実務経験を積めばあえて取らなくてもいいという意見もありますが、私は資格が仕事につながった経験があるから、「自分がやりたい仕事につながる資格をどんどん取って、自分から仕事を取りにいきたい」という考えです。
同じ資格を取得するのでも、目線をどこに置くかで結果も変わってくると思います。単に合格ラインギリギリを狙って「資格を取る」ことをゴールにするんじゃなく、資格の勉強を通じて「自分に欠けているスキルを補完する」ことをゴールにしています。
完璧じゃなくても、知識や理論をしっかりとインプットしておくことで、実務で問題点に遭遇した時にも紐解きやすくなりますし、力がついていると実感できます。
今はまだ実務でAWSに触れる機会はありませんが、これからエンジニアとしてキャリアアップしていく上ではやはりクラウド知識は必須だと思っています。次のプロジェクトからは資格で培った知識を活かしつつ、実地でキャッチアップしていきたいですね。
春からはメンターとして若手のサポートも。同僚から色んな意見を吸収して、自分も成長したい
プロジェクトの異動と同時期に、エージェントから「メンターをやってみない?」というお誘いをいただいたのも自分の中では転機になっています。
最初は「自分でいいのかな…いや、自分にできるの?」というのが率直な感想。でも今は、私の方が逆に教えてもらうことの方が多いんじゃないかなって、そんなワクワク感がありますね。
メンターを通して、エンジニア同士でもっとコミュニケーションが取れたらいいなと思っています。私は今フルリモートで働いているんですが、時間の余裕ができた反面、やっぱりちょっと寂しい気持ちもあって(笑)。
SESだと1番話す相手がお客様っていうケースも多いですけど、リゾームはメンター制度も含めてエンジニア同士のコミュニケーションに前向きに動いているイメージがあり、私としては嬉しいです。同じメンターの方だと木村さんや、メンバーの松田さんとも結構お会いする機会が多かったりします。
これまでもビアガーデンや忘年会など社内イベントにも参加させていただいていますが、色んな人とじっくり話す機会をもっとつくっていけたらいいですね。
リゾームは「自分が何がしたいか」を後押ししてくれる会社

リゾームには、エンジニアファーストの土壌が非常に整っていると感じています。「自分が何がしたいか、自分がどんなエンジニアになりたいか」を後押しくれる会社だと思いますね。
案件選択制度や単価評価制度などの仕組みの面はもちろん、エージェントや同僚エンジニアも最大限後押ししてくれる温かい方ばかりなので、安心してご転職いただけたらと思います。
案件が選べること、自分の頑張りが給与に直結すること、この2つがあることで働くモチベーションに繋がっていると感じますね。多くのSES会社では「会社にどれだけ貢献できたか」、「その案件に何人増員できたか」という軸で評価されることも少なくありません。私自身、前職の評価制度がとても不明瞭だったことも転職の原因の一つでした。
その点、リゾームは単価で評価が決まります。要は、「自分の力がどれだけお客様に買っていただいているか」がすべてです。
それはエンジニアとして目指し続けるべきことだと思いますし、自分の力で頑張った分だけ、ストレートに自分に返ってくることも、すごく魅力的だと思います。
実際に私は転職前と比べて、年収は格段に上がりました。そういう意味では、自分のキャリアの軸がある方にとっては他のSES会社と比べて格段に働きやすくなると思うので、安心していいんじゃないですかね。